意識を変えると状況は変わらないのに人生が変わっていきます。
行き詰まりを感じている人は、意識を変えるためにこれまでと違った事をやってみると良いです。
行き詰まっている状況は、自分で出来ることはほぼやりきっていることを教えてくれています。
行き詰まっているときに避けたいのは「もっとがんばらなければ!」と無理をすることです。
行き詰まりは「そうじゃない」と教えてくれていますし、能力の問題でもありません。
能力の問題なら能力アップのために何をすれば良いかを自分も理解しています。
ただし、能力の問題に終着点はなく、どこまでも続く道です。
このため、がんばっているのに行き詰まりを感じるときは能力の問題では無いのです。
がんばればがんばるほど負担は大きくなるのに思った形になりにくく、歯車が狂っていく感じがします。
こういう時は意識を変えるために必要なことをします。
意識を変える最初のステップは、今意識していることで良いのかどうかを確認する作業です。
人は何かをやろうとする時に意識して行動します。
この「意識」が現在の状況を作っています。
別の意識に取って代われば、現在の状況も変わります。
「移動する」という意識一つでも、北海道に移動するのか、沖縄に移動するのかで結果が全く違うことが分かります。
労力は「移動する」で同じなのにです。
問題は北海道に移動しているつもりで、沖縄に移動している可能性があることです。
こんな感じであるなら、がんばってるのになかなか良い感じにならないのは当たり前です。
一歩引いてみる、一度立ち止まってみるとよく分かる話です。
極端な例に見えますが、実際に相談を受けているとき「望んでいる事とやっている事にズレがあるのでは?」と確認しながら話を進めることが多いです。
行き詰まりを感じるときに自分で何とかしようとするなら、一度振り切ってしまいます。
振り切ってもだめな感じなら、反対の方にもう一度振り切った方が良いです。
振り切りきれない場合もあるので、その場合は立ち止まって再考します。
「なぜ行き詰まっているのか」についてです。
上手くいかない場合、何かの意識が邪魔をしているのかもしれません。
それを見つけ出す作業が、立ち止まっての再考です。
人は自分に必要なことは、すでに感じとっている傾向があります。
「結局、そこなのね」という感じで話は落ち着いていきます。
後は、その意識に置き換えるか、あるいは違う道を選択するかになります。
「がんばる」のではなく「この意識で大丈夫だろうか」とセルフチェックがポイントになります。
行き詰まりの原因には「自分の意識」が関係していることが多いことに気がつけると、自分との向き合い方自体が変わり、結果として未来が変わります。