例として引っ越し・離婚・転職を挙げましたが、「何かをするとき・変えるとき」のお話です。
何かをするとき・変えるときはパワーが必要になります。
パワー=労力です。
私は「やりたい」とか「好き」なことの場合、労力を無視してやったほうが良いとお伝えしています。
賢くなりすぎて、考えすぎて「やっぱりやらない方が良いかな」となるケースが多いためです。
労力を考えたら確かにそうかもしれませんが、自分の気持ちを理屈で整理し続けると、だんだんと元気がなくなっていきます。
勢いが無くなり、何が好きなのかやりたいことなのか分からなくなっていき、自分はどうしていくと良いのか決められなくなります。
自分の気持ちと繋がっているアクションの場合、労力は考えないようにした方が良いです。
一方で、「○○した方が良いのかな~」と思う場合は、労力を考えます。
「良いのかな~」と「したい」は別物です。
住むのが飽きた、何となく嫌、他の仕事が良いかもみたいなのが、「○○した方が良いかな~」です。
この時、望んだ方向と現状のストレスを比較し、変えた場合の労力を考えます。
どんな選択をとることも可能ですが、やったは良いけど大変だったとなっても良いかどうかです。
「やりたい」「したい」なら大変でも受け入れられる可能性は高いです。
想いが明確でない中での選択は後になって後悔する原因になります。
そのために「この選択は労力に見合うだろうか」と考えます。
労力に見合わない (現状よりしんどくなる) なら、やらない方が良い、または時期尚早です。
「やってはダメ」ではなく、やるだけの準備が出来ていないことを意味します。
やろうとしている事が必要なことで、その準備が整えば、掛かる労力はやらない方が大きくなります。
そこまで至らないものは止めた方が後悔が少ないです。
0か100かと決めきれないときの目安になってくれます。