占いの相談をされるときに、その内容のほとんどは「今、必要な相談ではない」です。
気になっている事ですし、不安なことであることは間違い無いです。
そうじゃないとお金を掛けてまで相談しようとは思いません。
それにも関わらず「必要な相談ではない」という理由は、「相談の本質=今必要な答え」ではないためです。
これを引き出すのが難しくて、私は定額プランを設定しています。
相談された内容だけを占うなら、最短の更に最短となる30分で間に合います。
求められた相談に答えを出すだけだからです。
私がそうしないのは、相談の本質を相談者自身が気がついていないからです。
家族の事が気になっているけど、実際は「不倫のことを相談したくて、でも言えない」というのとは違います。
これも相談の本質から外れていますが、聞きにくいことを聞けていないだけのことです。
ある程度占い師と信頼関係が出来れば、自然と不倫についても話が出てきます(悩んでいる事に違いはないためです)。
それよりもなによりも大事になるのが「自分も気がついていない、今必要な答え」です。
自分も気がついていないのを占うことは通常出来ません。
ところが、話を進めていくと、何故か相談されていることとは違う方向に話が進むことが多いです。
行き着いた先で分かる事が「今回の相談はこれが大事だったみたい」と双方共に合点がいく感じです。
相談者が今求める本当の答えを見つけ出すのは難しいことですが、それが分かれば憑きものが落ちたように楽になります。
占い師に相談したいと思うときは、いろいろなものを背負いすぎて荷下ろしをしたいときなのかも知れないです。