お人好しだといろんなモノが被さってきて、それを見てると「要領よくやれば良いのに」とか「損してるな~」と感じることがあるかもしれません。
その瞬間、その時期、その年代で考えると、お人好しさんの負担が大きいので、本人から見てもデメリットに見えます。
実際のお人好しさんはメリットの塊ですが、本人のとらえ方によって不幸になります。
「不幸になる」とは、不幸を感じるということで、「なんで自分ばっかり」になるなどを意味します。
お人好しさんがメリットの塊なのは、あらゆるモノが集中する人だからです。
ここをどうとらえるかです。
あらゆるモノが集中する人の労力は莫大で、正直しんどいです。
その分、ここを乗り越えたときの経験・人脈・知識は他者の追随を許しません。
持ち出しも多くなりますし、精神的にもしんどいですが、得られるものも多いのです。
だからこそメリットの塊と表現しました。
しかも、ある程度の実績が積み重なってくると、多少のコントロールも出来るようになります。
といってもお人好しなので抱え過ぎちゃいますけど(笑)。
お人好しさんで忘れてはならないのが、その姿を見ている人が必ずいることです。
大変なのは分かっているけれど、任せたい、お願いしたいとなるのがお人好しさんです。
それはもう才能なので、出来ればネガティブに受け止めるよりも、活かして欲しいです。
お人好しさんに必要なのは用事を断るのでは無く、「助けを遠慮しない」です。
その姿を見ている人が手を差し伸べてくれます。
お人好しさんは遠慮して、いろいろ考えて、「いえ、大丈夫です」みたいに答えてしまいます。
お人好しさんは心苦しいのでそのように答えるのですが、これは受け取った方が良い助力です。
助力を受け取ることで出来ることが増え、負担が下がります。
負担が下がると「もっとやっていこう」と気持ちも切り替わりやすくなります。
自分を良い状態にする上でも必要な目安になります。
この流れがルーティン化出来ると、もっといろいろなことが出来るようになりますし、入ってくるモノも増えます。
一番きついのは、そういう忙しい状態を望んでいようといなかろうと押し寄せてくることです。
お人好しとしての才能が惹きつけてしまうのでしょうがないです。
腹をくくる必要がどこかで出てきます。
「自分はこういう人生なんだな」から始まる人生もあります。
お人好しさんは自分の人生の理解の仕方で、ものすごく変わる人です。